2025年4月から6月にかけて、当社はエアバス製のドクターヘリ 2機の引き渡しを受けた上で米国にてリースを開始しました。
本リース物件の一機は、ミズーリ州の大学病院 MU Health Care 向けに使用されます。
この病院は、同州に6ヶ所しかないレベル1外傷センターのひとつであり、この地域の救命救急医療の中核を担う存在です。従って、本リース物件が今後多くの命を救う事は想像に難くありません。
もう一機は、カリフォルニア州の消防機関であるContra Costa County Fire Protection District向けに使用されます。
通常の医療搬送に加えて、山火事があった際の患者搬送にも使用されます。昨今、山火事による被害が深刻である同州にとっては、本リース物件はまさに「なくてはならない資産」だと言えます。
今回、これらの公益性の高い資産へ投資をして戴いた投資家の皆様には深く御礼を申し上げます。
本リース物件に関して
エアバス・ヘリコプターズ社製H135型双発タービンヘリコプターです。
フルフラットフロアと機体後方にある観音開きのドアにより医療搬送用として使い勝手の良い設計となっており、日本でも多くのH135型がドクターヘリとして採用されています。
ドクターヘリを象徴するような機体です。
リース先に関して
米国最大の医療搬送事業者であり、ドタクーヘリ380機、ドクタープレーン120機、救急車8,000台を使用して全米で医療搬送を行う医療従事者です。
米国で、91秒毎に一回の頻度で医療搬送を行う、米国にとって無くてはならない事業者と言えます。
本案件で、当社の組成機体数は25機となりました。
当社は、「地場に無くてはならない航空機」の市場投入を今後も積極的にサポートしていきます。



